お盆のはなし


見える世界と見えない世界
お盆をむかえた沖縄。
スーパーに行くと、さとうきびや青バナナなど、島らしいお盆を飾るものが並んで、お惣菜も豪華。
島の人たちは、自粛しながらもご先祖様のお迎えに忙しそうな雰囲気。お迎えして送り出す、この3日間は、人もご先祖様もごった返す。
イメージすると凄い絵ですが、
見える世界も見えない世界も共存している島の暮らしに毎度感心しています。
私のおばあちゃんは今年はじめに他界し、初盆でした。行ってあげられない歯痒さの奥に、心を寄せる心地よさも感じられる様になりました。
会えない苦しみよりずっと楽でした。
まだ鮮明なおばあちゃんの温もり。
お墓参りは遠隔で。
辿り着いたお墓の前に、亡くなった家族が揃って立っていました。
おばあちゃんは幸せそうでした。
ご先祖様、ありがとう。
